ヨガマットの選び方 ーー 素材編② NBR 適する動きとしない動き

秋が来たと思ったら、急に寒くなったりして、もう冬かな?という日もありましたね。

秋が一瞬でした。。。😥

どうか体調を崩さないよう日々楽しく過ごしてくださいね。


前回はPVCのヨガマットについてお話しましたが、
今回はNBR素材のヨガマットに関してご紹介したいと思います。


楽天市場で<ヨガマット>と検索すると、トップに表示されているヨガマットのほとんどがNBR製のマットです。

コロナ禍での宅トレ需要に合わせて、近年NBR製のヨガマットが一気に市場に出回るようになりました。

そもそも、NBRとは何を指すかご存知でしょうか。


簡単に言うと、合成ゴムの一種です。

アクリロニトリル・ブタジエンゴムと呼ばれるもので、一般的にニトリルゴムと呼ばれています。


ゴム素材には、天然ゴム、シリコンゴム、ウレタン、NBR(ニトリルゴム)などの種類があります。

専門用語は難しいですよね~

Mee Yogaの天然ゴムのヨガマット



分かりやすく言うと、車のタイヤがゴムで、和ゴムもゴムです。

NBRは合成のゴムの一種で、一言NBRと言っても実は成分の含有量により密度が全然違います。


ヨガマットの量産に使われるNBRはほとんどが密度が低いものといえるでしょう。

そのため、<ふわふわ>で軽いのが特徴です。

断面から見ると空気の穴がたくさんあるので、
“最初は”柔らかいです

フワフワという表現をしていますが、とても柔らかくて弾力があるという意味です。

柔らかいからいいじゃん!!と思われるかもしれませんが、、、

実はこの柔らかさはとてもヨガに適していないです。



その理由は・・・柔らか過ぎることで、踏ん張りが効きづらいのです。

砂浜でヨガしていることを想像してみてください。

ダウンドッグなど手足がマットとの摩擦で踏ん張るポーズは、マットが安定しているのが条件です。

マット自体が柔らかすぎて力を加えると沈んでしまうので、余計な力を使わないといけません。

体幹がしっかりしていないとポーズが取りにくく、ヨガに集中しづらいです。

ある程度の硬さがないとヨガに適していないということです。



しかし、この特有の柔らかさが気持ちいいと感じる方もいらっしゃると思います。

あくまで個人の見解になりますが、NBRのヨガマットをお勧めできるのは
ヨガではなく、単純にストレッチをしたい方 と言えると思います。

ストレッチをする際に、床だと関節が痛いなど、お悩みの方はNBRのヨガマットをお求めいただいても問題ないかと思います。

ベッドでストレッチする感覚に近いです。

また、密度が低いため軽いことも特徴の一つです。

700g前後のものが多く、使うたびに丸めて収納することも苦じゃないでしょう。



では、耐久面はどうでしょう。

結論から言うと、
耐久性には欠けています。密度がとても低いからです。

密度が低いため、最初だけがふわふわでも、すぐにぺっちゃんこになったり、爪でも結構傷がつきやすかったりします。

新品で購入したものでも、梱包用の紐が同梱されていることが原因で、紐の跡がくっきりとマットについたりします。

一度ついてしまった跡はもう消えないので、爪の跡とかもずっと蓄積していくのでだんだんと見た目が汚くなります。

安いからと言って購入してみると、結局すぐにダメになるので逆にお金がもったいないと思います。

傷がつきやすい、元に戻りにくい


色々と欠点ばかりを述べてきましたが、一概には悪いとも言えません。

寝る前にちょっとストレッチしたいとか、ペット用のマットが欲しいとか、と思う方は一度試してみてもいいかと思います。

価格も2000円以内がほとんどなので求めやすい価格だと思われます。

ただ、これまで述べてきた理由からヨガやピラティス、筋トレ用のマットが欲しい、と思う方にはあまりお勧めしません。




いかがでしたでしょうか。

NBRのヨガマットについて、他素材との違いについてご理解いただけたのであれば幸いです。

ヨガマットの選び方 でお悩みの方はぜひ参考にしていただければと思います。


次回は同じゴムですが、天然ゴムのヨガマットに関してお話したいと思います。

それでは♪🙋🏻‍♀️

店長の福間 
寒くなったせいなのか、体が硬くなっている気がします(⬅︎言い訳) 
頑張ってほぐしましょう😅

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