ヨガマットの選び方 ーー 素材編① PVC おすすめする場合としない場合
こんにちは。Mee代表の福間です。
ヨガに興味をお持ちの方や、ヨガマットのご購入をこれからご検討される方のために、
少しヨガマットの話をしたいと思います。
その前に、少しだけ自己紹介をさせていただきます。
私が大学を卒業後、日本のとある大手スポーツ専門店に就職し、
ヨガマットをはじめとしたフィットネス用品の企画・開発業務を長年携わってきました。
もともと大学時代でダンスをしていたので運動するのが好きですが、
ヨガに関する知識が全くなかったので、
いつも上司に怒られながらも、ネットで調べたり工場の人に聞いたりして仕事に励んでおりました。
ヨガスタジオにも通ったりしていました。
その時、製造工場とのコミュニケーションが一番勉強になることに気づきました。
ネットでの情報はどうしても時間差があったり、時に嘘の情報も書かれたりしているためです。
しかし、製造現場の担当者と直接話すことで、
例えばヨガマットの何色が良くオーダーが来るのかとか、検品はどうしているのかとか、
いろいろ話していくうちに、あえて覚えようとしなくても、色々な知識が自然と身に付きます。
時にコスト交渉で本気で喧嘩したり、逆に怒るフリをしたりもしていました。
そうやって何とか色々なことを覚えました。(;^_^A
今ではヨガがもうすっかり生活の一部になり、ほぼ毎日ヨガをしています。
ヨガマットも色んな素材のものを使ってきました。
さて、ヨガマットの素材は、大きく分類してPVC、TPE、NBR、天然ゴム になります。
今回はPVCに関してお話したいと思います。
PVCの特徴はというと、やはり、、安い!です。
PVCは、ポリ塩化ビニルの略称で、熱可塑性樹脂の一種です。
大量生産に適していて安価というのが特徴といえるでしょう。
今まで100円ショップで見かけるヨガマットは全部PVC製です。
実際、日常生活の中でPVC製品がたくさん存在しています。
子供が遊ぶプラスチックのおもちゃや、化粧道具とかを入れるクリアケースや、文房具など様々です。
素材の特性上、PVCのヨガマットはどちらかというと軽いほうです。
大きな分類でいうとプラスチックなので水洗いもできます。
ただし、ヨガマットが発泡製なので空気の穴が入っているのでゴシゴシ洗うことは避けたほうがいいです。
破れたり劣化が早くなるためです。
汚れたら濡れたタオルで拭いたりするぐらいならば問題ないでしょう。

PVCのヨガマットは重くないのでジムへの持参も可能です。
安価で重くない!
めっちゃいいじゃん!と思う方が多いと思いますが、欠点は耐久性です。
PVCのヨガマットはとにかくすぐボロボロになりやすいです!
例えば4mmの厚みで、毎日30分ヨガする方ならば、恐らく1ヶ月でボロボロになるでしょう。
しかも、マットが劣化してくると、カスみたいなゴミがマットからポロポロ、ポロポロと永遠に出てきます。
これは、、、とてもストレスですよね。

床が汚く見えるし、赤ちゃんやペットがいるご家庭なら早く処分することをお勧めします。
安いのにはそれなりの理由があるのですね!
原材料が安い上、製造過程上発泡しやすく大量生産に向いています。
その反面、密度が低いため劣化しやすく耐久性はあまりないです。
まとめてみると、PVCのヨガマットは下記のような方にお勧めします!
・ヨガが初めてで、長く続くかどうかもわからないのでとりあえず安いものでいいので試してみたい。
・学生なので高価なヨガマットが買えない。
・たまにヨガするぐらいなので、床の上に何か敷けるならなんでもいい。
その反面、いい物を長く使いたい、ヨガを上達したい、と思う方には向いていません。
だらだらと長く書いてしまいましたが、少しでもお役に立てる情報があれば嬉しいです!
何か質問があれば、お気軽にご連絡ください。
それでは、また次回はNBR製のヨガマットについてお話します。